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壬生の歴史を学ぶ!蘭学通り街歩きルート案内【 前編 】

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今回、壬生の歴史を学ぶべく、みぶココstaffが歴史散策まち歩きへ行ってまいりました!

このトピックスの目次

みぶココの『みぶ』ってどんなとこ?

2022年に栃木県初のコストコができると今話題の壬生(みぶ)町。壬生町は栃木県の県央南部に位置し、下都賀郡北部に属する。人口は約4万人。

壬生へのアクセスは、車なら北関東自動車道で『壬生IC』下車。電車なら東武宇都宮線で『壬生』・『国谷』・『おもちゃのまち』・『安塚』が壬生町の停車駅になります。浅草からは乗り換えなしで1時間30分ほどの場所です。特産品は干瓢やいちごなど♫

そんなみぶの壬力(みりょく)を、歴史を紐解きながら皆さんにご紹介します!

〜みぶ歴史散策 蘭学通り編 おしながき〜

1 蘭学通り街歩きルート案内【 前編 】▶️いまココ

2 蘭学通り街歩きルート案内【 後編 】

蘭学通り街歩きルート案内【 前編 】

今回、壬生の歴史を学ぶべく、みぶココstaffが歴史散策まち歩きへ行ってまいりました!

町の歴史を教えてくれるのは、観光ガイドの興野(きょうの)さん♫
壬生の『壬力(みりょく)』を伝えるガイドボランティアの会では、申し込めば1名からでも無料で観光案内をしてくれます。
https://mibu-kankou.org/staff/tour_gd/

ルートはこんな感じ♫
壬生城址公園を出発して、蘭学通り近隣の社寺や名家をめぐるルートです。

蘭学通り街歩きルート案内【 前編 】として、まずはルート1〜5の簡単なスポット案内とstaffオススメの見てココ!Pointをご紹介します♫

【1】壬生城址公園

壬生城は室町時代に壬生綱重氏によって築城され、江戸時代には日光東照宮を参拝する徳川将軍家の宿城として使われていました。
公園の南側を中心に、残っている壬生城の土塁、堀がありそれに合わせて門や石垣を再現し、当時の雰囲気が味わえます。また、大手門の礎石や壬生藩領榜示杭(ぼうじくい)などが見られます。
園内には大きな噴水や図書館、ホール、そして歴史民族資料館があるので、散策後さらに壬生の歴史を学ぶのもオススメです!
桜の季節には、堀に降り注ぐかのようなエドヒガンザクラが見事に咲き誇ります。

【 見てココ!Point!】
城址公園の門をくぐり抜けてお堀にかかる橋を渡るとメロディーが♫
作詞家で壬生藩出身の鳥居忱(まこと)さんと、作曲家の滝廉太郎さんが手がけた『箱根八里』が流れます。
メロディーを楽しみながら、堀で泳ぐ鯉を眺めてくださいね!

【2】精忠神社

壬生藩鳥居家第4代当主忠英により、寛政11(1799)年に創建された歴史と由緒ある神社。
徳川家康の家臣で、「伏見城の戦い」により激しい籠城戦の末自刃した、鳥居元忠公を祀る社です。
境内には、自刃の際に血を流した畳を埋めたとされる『畳塚』があります。
家康は伏見城の戦いでの忠義を称え、元忠の血が染みついた畳を江戸城伏見櫓に置き、登城する大名に忠義を偲ばせたのだとか。幕末の江戸開城後、ゆかりの深い壬生へ運ばれ精忠神社に奉納されました。

【 見てココ!Point!】
正徳2(1712)年、壬生藩主・鳥居忠英が近江国水口から干瓢の種子をとりよせ300年経ったことを記念して建てられた干瓢伝来三百年記念碑があります。壬生の特産である干瓢の歴史はこんなにも古いんですね!

【3】壬生寺

天台宗 紫雲山 壬生寺は、慈覚大師円仁の誕生した聖跡。円仁が生まれた際、家の上にめでたい印である『紫雲』がたなびいたと言われ、それが紫雲山という山号の由来となっているんだそう。
境内には円仁が誕生時に産湯として使ったとされる『産湯の井戸』があります。ほかにも町指定有形文化財になっている江戸中期に建造された大師堂や、県指定天然記念物の樹齢400〜500年にもなる大銀杏、本堂の彫刻など見どころ満載なスポットです!

【 見てココ!Point!】
壬生寺の鐘楼に鬼瓦を発見!鬼瓦は、厄除けや魔除けの効果を持つと言われています。
鬼を味方につける、鬼が厄を払ってくれるといった意味が込められているんだそうですよ♫

【4】常樂寺

向陽山 常樂寺は寛正3(1462)年に壬生初代城主の壬生筑後守胤業公により創建された下野の国、壬生の歴史に深く関わる禅刹。
壬生氏一門の氏寺として栄え壬生氏が絶えた後にも、家臣や歴代の壬生城主に庇護され、鳥居忠英公の帰依を受けた後、鳥居家の菩提寺となりました。
常楽寺の寺宝には鳥居元忠、鳥居忠英の肖像画や古文書などを所有し、境内には壬生家や鳥居家のほか、壬生藩の藩医で蘭方医の齋藤玄昌先生の墓等もあります。
また、境内にある四季桜は1年に2度、春と秋に開花するんだそうですよ♫

【 見てココ!Point!】
山門の入り口に白象!白象は普賢白象という、普賢菩薩様の乗っている象で、お釈迦様の慈悲心を実践し、私たちを導いてくださる菩薩様は慈悲心の象徴だそう!

【5】興光寺

興光寺は、應永年間(1394~1428)、良納上人によって福和田に開かれました。
徳川家の宗旨が浄土宗であることから、慶安4(1651)年、3代将軍である家光公のお骨を日光に送納するに先立ち、通夜が行われたお寺です。この時に幕府からは葵の紋が贈られており、現在でも山門や本堂の軒瓦には三葉葵が掲げられ、本堂には家光公の位牌が安置されています。
また、子育て呑龍上人像を尊置し、ほかに戊辰戦争の政府軍官修墓地などがあります。

【 見てココ!Point!】
興光寺にあるムクロジの木。境内ではムクロジの実が拾えます。
手にとって振ると、カラカラと音を立てる黒い実は、羽子板の玉に使われていたんですって♫

いかがでしたか?少し長くなりましたが、蘭学通り街歩きルート案内【 前編 】をお送りしました。
少し歩いただけで、こんなにも歴史があるのかと正直驚きました!
これからも壬生の新たな壬力をお伝えしていきますので、引き続きご覧くださいね♫

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